スポンサーサイト
RS 56-2式はなぜ黒いのか?
AKトイガンの“リアル”を考える。RealSword 56-2式編
今日は前回のエントリーの続編みたいなものです。

我が家にあるRealSword(以下RS)製AK、二挺目は56-2式です。木製だったハンドガードやグリップをポリマー樹脂に、アンダーフォールディング&曲銃床だったストックをサイドフォールディング&直銃床に改修した56式のバージョンアップ版って位置づけですね。
前回のエントリーで取り上げた56-1式同様、こちらもRSの仕事らしくトイガンとしては突き抜けたクォリティとなっております。


さて、“リアル”についてのお話を続けます。これまで書いたように、RSが(メーカーの出自を考えても)文字通りリアルなAKを我々に提供してくれていることは誰しも異論のないところだと思います。
しかしそんなRSにも弱点(?)がないわけではありません。
その一つは56式しか造れないこと・・・当然ですが。56式は紛争地の武装勢力からNavy SEALsまで、いわば一番潰しの効くAKだと思うんですが、「中国の56式」ということでどうしても相容れないものを感じるユーザーも少なくないんじゃないかと。それとは別に、単にリアルなAKMやAIMS、AMDが欲しいってユーザーも多いと思うんです。で、残念ながらRSはその人たちに(56式と同等の)“究極のリアル”を提供することは不可能です。
その点他のメーカー、LCTやVFCは全てのAKに対して公平なスタンス・・・つまりそこそこリアル・・・で接することが可能なので当然フットワークは軽いですよね。そしてより多くのユーザーのニーズに応えることができる。これは生粋の(?)トイガンメーカーとしての強みだと思います。
もう一つは中国的な実銃クォリティ(主に見た目の仕上がり)をどう考えるか。

左LCT、右RSです。一目瞭然、LCTのデッキカバーはつるんとした美しい仕上がり。RSのそれはツールマークがガシガシ残った荒々しいもの。両メーカーとも、この仕上がりの傾向はデッキカバーに限ったものではなく全般においてそうなのです。
LCT(VFCもですが)のAKはとても上品で綺麗な仕上がりです(工業製品としての“新品”に忠実というか)。きちんとした生産管理の下で造られたものであることがすぐに分かります。しかも綺麗に黒染めされたフルスチール製なのでディテールの説得力もある。・・・こういうのをリアルだと感じる、または好みだというユーザーも少なくないんじゃないかと思います。
対するRSの仕上がりを一言でいうなら雑、荒々しい、適当、でしょうか。56-1式のほうは新品で買ったものですが、外観の状態はとても新品とは思えないものでした(苦笑)。要するに美的な観点に気を配って造られたものには見えないってことですね・・・実銃がそうであるように。これはまさしくリアルだと思うんですが、こういう雑な仕上げは願い下げだ、ってユーザーもいるかもしれません。
実銃の56式はあくまで道具。対するトイガンは趣味として愛玩の対象ですからね。そこには見た目のケレン味みたいなものも必要になると思います。実銃でもAR系は周辺のアクセサリーを含めそういう部分が無くはないですがAKは・・・。特にトイガン的な仕上がりに長く慣れ親しんだユーザーにとってRSのそれは衝撃的かもしれません。少なくともお店の在庫をすべて出させて、より仕上がりの完璧なものを選んで買うようなユーザーにRSの製品は向いてないことは確かです。

RSの56式を入手してからというもの、LCTやVFCのAKがちょっと色あせて見えたのも事実です。ですが「56式」が特別好きなわけでもないんですよ。ぶっちゃけ今どのAKが欲しいかっつーとLCTのAMDだったりするわけでw あとはVFCのAK74も欲しかったり。
つまりRSが提供できる「究極のリアル」は限定的であって、それによってLCTやVFCの存在意義が薄れたわけではない。たとえば本家イズマッシュの造るAKは、AKM以降は焼付け塗装仕上げです。そういう意味でロシアンAKならばLCTよりもVFCのほうがリアルかもしれない。反面LCTでしかモデルアップしていないAMDのようなAKもあるわけで、RSを手に入れたからといってそれで終了にならないところが世の中うまく出来てますなw
聞くところによればイズマッシュもエアソフト業界に参入するらしい。もう一つの「究極のリアル」が登場するかもしれないってことで今から楽しみです。

我が家にあるRealSword(以下RS)製AK、二挺目は56-2式です。木製だったハンドガードやグリップをポリマー樹脂に、アンダーフォールディング&曲銃床だったストックをサイドフォールディング&直銃床に改修した56式のバージョンアップ版って位置づけですね。
前回のエントリーで取り上げた56-1式同様、こちらもRSの仕事らしくトイガンとしては突き抜けたクォリティとなっております。


さて、“リアル”についてのお話を続けます。これまで書いたように、RSが(メーカーの出自を考えても)文字通りリアルなAKを我々に提供してくれていることは誰しも異論のないところだと思います。
しかしそんなRSにも弱点(?)がないわけではありません。
その一つは56式しか造れないこと・・・当然ですが。56式は紛争地の武装勢力からNavy SEALsまで、いわば一番潰しの効くAKだと思うんですが、「中国の56式」ということでどうしても相容れないものを感じるユーザーも少なくないんじゃないかと。それとは別に、単にリアルなAKMやAIMS、AMDが欲しいってユーザーも多いと思うんです。で、残念ながらRSはその人たちに(56式と同等の)“究極のリアル”を提供することは不可能です。
その点他のメーカー、LCTやVFCは全てのAKに対して公平なスタンス・・・つまりそこそこリアル・・・で接することが可能なので当然フットワークは軽いですよね。そしてより多くのユーザーのニーズに応えることができる。これは生粋の(?)トイガンメーカーとしての強みだと思います。
もう一つは中国的な実銃クォリティ(主に見た目の仕上がり)をどう考えるか。

左LCT、右RSです。一目瞭然、LCTのデッキカバーはつるんとした美しい仕上がり。RSのそれはツールマークがガシガシ残った荒々しいもの。両メーカーとも、この仕上がりの傾向はデッキカバーに限ったものではなく全般においてそうなのです。
LCT(VFCもですが)のAKはとても上品で綺麗な仕上がりです(工業製品としての“新品”に忠実というか)。きちんとした生産管理の下で造られたものであることがすぐに分かります。しかも綺麗に黒染めされたフルスチール製なのでディテールの説得力もある。・・・こういうのをリアルだと感じる、または好みだというユーザーも少なくないんじゃないかと思います。
対するRSの仕上がりを一言でいうなら雑、荒々しい、適当、でしょうか。56-1式のほうは新品で買ったものですが、外観の状態はとても新品とは思えないものでした(苦笑)。要するに美的な観点に気を配って造られたものには見えないってことですね・・・実銃がそうであるように。これはまさしくリアルだと思うんですが、こういう雑な仕上げは願い下げだ、ってユーザーもいるかもしれません。
実銃の56式はあくまで道具。対するトイガンは趣味として愛玩の対象ですからね。そこには見た目のケレン味みたいなものも必要になると思います。実銃でもAR系は周辺のアクセサリーを含めそういう部分が無くはないですがAKは・・・。特にトイガン的な仕上がりに長く慣れ親しんだユーザーにとってRSのそれは衝撃的かもしれません。少なくともお店の在庫をすべて出させて、より仕上がりの完璧なものを選んで買うようなユーザーにRSの製品は向いてないことは確かです。

RSの56式を入手してからというもの、LCTやVFCのAKがちょっと色あせて見えたのも事実です。ですが「56式」が特別好きなわけでもないんですよ。ぶっちゃけ今どのAKが欲しいかっつーとLCTのAMDだったりするわけでw あとはVFCのAK74も欲しかったり。
つまりRSが提供できる「究極のリアル」は限定的であって、それによってLCTやVFCの存在意義が薄れたわけではない。たとえば本家イズマッシュの造るAKは、AKM以降は焼付け塗装仕上げです。そういう意味でロシアンAKならばLCTよりもVFCのほうがリアルかもしれない。反面LCTでしかモデルアップしていないAMDのようなAKもあるわけで、RSを手に入れたからといってそれで終了にならないところが世の中うまく出来てますなw
聞くところによればイズマッシュもエアソフト業界に参入するらしい。もう一つの「究極のリアル」が登場するかもしれないってことで今から楽しみです。