AKトイガンの“リアル”を考える。LCT AK47編
大げさなタイトルですなぁ(汗

LCTのAK47。スチールのミルド(削りだし)レシーバーを使ったリミテッド・エディションです。お値段はレギュラーラインの1.5倍ほど。要するにLCTのハイエンドAKです。
LCTはリアルなAKのトイガンを造るメーカーとして有名なわけですが、今日はこの銃をネタにしてトイガンにおける“リアル”を考えてみたいと思います。
実銃のAK47は“milled AK”として他のAKと区別され、いわゆる別格の扱いです。とても手間の掛かるスチール削りだしのレシーバーを使っていることがその理由の一つですが、仕上げの美しさがAKM以降とは雲泥の差があることも理由です。

で、LCT製の話になります。実銃同様の削りだしレシーバーを採用し、他のディテールもAK47Ⅲ型を忠実に再現・・・らしい。


左がLCT、右が実銃の47Ⅲ型。一番の見せ場である削りだしレシーバーのアップです。LCTは意図的に残したと思われるミーリング加工痕がたまりませんなぁ。
一方ボルトカバーとコッキングハンドルがピカピカなメッキなのが著しく実感を損ねていると思います。なんでここだけこんな安っぽい仕上げにしたのか理解に苦しみます。

レシーバーの逆サイド。47に限らずLCTのAKは構成パーツのすべてが黒染めであることが売りの一つなのですが、問題はその色味。LCTの染めはカラスのケツの穴のように(ま~お下品)真っ黒なんです。
実銃のAK47はですねぇ、、、青いんですよ。

業界的にはガンブルーとかスチールブルーとか言われる色合いですね。マルイがガバのS70で表現した(つもりになっている)のもこの色。LCTもこのガンブルーを再現できれば大したものだったんですが、、、。
LCTのAKは黒染めを部分的に剥がしたウェザリングで良い風合いが出ますが、染めが薄くなった部分を見ると色味がグレーなんですよね・・・。贅沢言ってるのは充分承知で言わせてもらうと鋼鉄の銃はやっぱり“青く”なければリアルじゃないと思う。


ロシアの伝統工芸(?)合板で造られた木部。このあたりの仕上がりはVFCと並んで定評のあるLCT、ゲームに投入するのを躊躇ってしまうくらいの美しさ。被弾でストックが凹むと心も凹む。

実銃同様、スチール削りだしのレシーバーは手間とコストがハンパなく掛かるらしくLCTも造りたがらないと聞きます。実売6万前後と決して安くないお値段ですが、今後スチール削りだしのAKが発売されるか?たとえ出てもこの値段で買えるか?・・・いささか、いやかなり懐疑的。こりゃもう買うしかねぇだろ、とw
で、このAKがリアルか?ってお話に戻します。たしかに実銃の特徴は製法から忠実に再現してますし凡百のトイガンAKの中では図抜けて完成度は高いと思います。ですが実銃に見えるかというとLCTのAKにしか見えないという事実w ボルトカバーのメッキもそうなんですが、ところどころにトイガン丸出しな部分があってそこが足を引っ張ってる感じかなぁ。シカゴレジメンタルズさんのブログに無可動実銃の詳細画像が沢山ありまして、ポーランドの削りだしAK(素晴らしいガンブルー仕上げ)とか削りだし56式あたりと見比べちゃうとやっぱり全っ然違うんです。。。 やはりこのあたりがトイガンAKとしては限界なのかなぁと思っていました。
・・・RealSwordのAKを見るまではw
というわけで次回は他のAKトイガンを軽~く抜き去り周回遅れにしたRealSwordのAKを取り上げます。

LCTのAK47。スチールのミルド(削りだし)レシーバーを使ったリミテッド・エディションです。お値段はレギュラーラインの1.5倍ほど。要するにLCTのハイエンドAKです。
LCTはリアルなAKのトイガンを造るメーカーとして有名なわけですが、今日はこの銃をネタにしてトイガンにおける“リアル”を考えてみたいと思います。
実銃のAK47は“milled AK”として他のAKと区別され、いわゆる別格の扱いです。とても手間の掛かるスチール削りだしのレシーバーを使っていることがその理由の一つですが、仕上げの美しさがAKM以降とは雲泥の差があることも理由です。

で、LCT製の話になります。実銃同様の削りだしレシーバーを採用し、他のディテールもAK47Ⅲ型を忠実に再現・・・らしい。


左がLCT、右が実銃の47Ⅲ型。一番の見せ場である削りだしレシーバーのアップです。LCTは意図的に残したと思われるミーリング加工痕がたまりませんなぁ。
一方ボルトカバーとコッキングハンドルがピカピカなメッキなのが著しく実感を損ねていると思います。なんでここだけこんな安っぽい仕上げにしたのか理解に苦しみます。

レシーバーの逆サイド。47に限らずLCTのAKは構成パーツのすべてが黒染めであることが売りの一つなのですが、問題はその色味。LCTの染めはカラスのケツの穴のように(ま~お下品)真っ黒なんです。
実銃のAK47はですねぇ、、、青いんですよ。

業界的にはガンブルーとかスチールブルーとか言われる色合いですね。マルイがガバのS70で表現した(つもりになっている)のもこの色。LCTもこのガンブルーを再現できれば大したものだったんですが、、、。
LCTのAKは黒染めを部分的に剥がしたウェザリングで良い風合いが出ますが、染めが薄くなった部分を見ると色味がグレーなんですよね・・・。贅沢言ってるのは充分承知で言わせてもらうと鋼鉄の銃はやっぱり“青く”なければリアルじゃないと思う。


ロシアの伝統工芸(?)合板で造られた木部。このあたりの仕上がりはVFCと並んで定評のあるLCT、ゲームに投入するのを躊躇ってしまうくらいの美しさ。被弾でストックが凹むと心も凹む。

実銃同様、スチール削りだしのレシーバーは手間とコストがハンパなく掛かるらしくLCTも造りたがらないと聞きます。実売6万前後と決して安くないお値段ですが、今後スチール削りだしのAKが発売されるか?たとえ出てもこの値段で買えるか?・・・いささか、いやかなり懐疑的。こりゃもう買うしかねぇだろ、とw
で、このAKがリアルか?ってお話に戻します。たしかに実銃の特徴は製法から忠実に再現してますし凡百のトイガンAKの中では図抜けて完成度は高いと思います。ですが実銃に見えるかというとLCTのAKにしか見えないという事実w ボルトカバーのメッキもそうなんですが、ところどころにトイガン丸出しな部分があってそこが足を引っ張ってる感じかなぁ。シカゴレジメンタルズさんのブログに無可動実銃の詳細画像が沢山ありまして、ポーランドの削りだしAK(素晴らしいガンブルー仕上げ)とか削りだし56式あたりと見比べちゃうとやっぱり全っ然違うんです。。。 やはりこのあたりがトイガンAKとしては限界なのかなぁと思っていました。
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というわけで次回は他のAKトイガンを軽~く抜き去り周回遅れにしたRealSwordのAKを取り上げます。
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