AKトイガンの“リアル”を考える。E&L AKM編
実銃AKを見たり触れたりした方からの評価も高く、発売当初におけるショップ各位の爆ageも記憶に新しいE&Lですが、以下は果たして本当にリアルなのかという検証(私見)であります。
・・・とその前に補注。
・E&LのAKMは買いました。で、すぐ売りましたw
・俺は大口径AK(つまりAK47、AKM、およびそのクローン達)にしか興味がありませんので当然そのあたり重視です。
・手元に自己撮影画像がありませんので、その多くは海外blog、フォーラムからの転載です。
転載元url:
http://blog.gunfire.pl/en/2013/08/23/the-replica-as-good-as-an-original/
http://www.theakforum.net/forums/29-russian/14801-soviet-akm-images-1960-1977-a.html
http://www.red-alliance.net/forum/index.php?topic=25435.0
・重ねて言いますがあくまで私見。
では、本題。

基本的にはよく出来ているフロント周り。が、ガスブロック前後のバレルの段差、ハンドガードリテーナー直前のバレル形状が違う。現在のところこの2点を再現しているのは俺の知る限りVFCのみ(段差表現がオーバーぎみですが)。


リアサイトブロック。
ミーリング痕もナマナマしいリアサイトやガスチューブレバーは素晴らしい出来。特にガスチューブレバーでここまでやったのはRSとE&Lだけです。
その反面、残念なのはリアサイトブロックそのものです。エッジダルダルなのに加えディテールが中国仕様。具体的には天面のリアサイト直前、溝の有無とデッキカバーがはまり込む部分の形状。まんま56式ですやんこれ・・・。あとはブロックの幅自体が広いのですが、実銃やLCTと比べても2ミリほどなので問題ないと感じる人もいるでしょう。
上からの画像だとボルトハンドルの厚みも気になりますな。
トラニオンブロックのバレル固定ピンはモールドです。後発なんだからLCT方式ではなく、よりリアルなVFC方式にしてほしかったところ。


極めてテキトー(に見える)なスポット溶接痕と謎の穴問題。

実銃AKM。製造年代によって溶接位置に多少の違いはありますが基本的な数は一緒。E&Lと比べてどうですかね?・・・しいて言うなら56式のスポット溶接位置&数のほうに似てる。セレクターノッチの形状も中国式に見える。さらにトリガーガードのカーブが曲線的なところも中国的。

もちろん実銃にこんな穴はない。意味不明すぎて考察不可能。安全対策??
あと画像はありませんがバットプレートのディテールは本当によく出来てると思いました。再現度において他社の比ではなかったです。
最後に仕上げの問題。ロシアンAKはAKM以降、塗装かパウダーコート仕上げであると海外のフォーラムで読んだことがあります。それが事実だとするなら染め(ブルーフィニッシュ)であるE&Lはリアルではないということになります。ただ手元で確認したかぎりにおいては思っていたほど違和感はありませんでしたけどね。塗装が良ければユーザーが塗っちゃえばいいという考え方もありますし。
・・・とパーツごとに検証してみたわけですが、細かく見るほどにロシアのAKというよりも中国のAKという感じがする不思議。リアサイトブロック形状しかりフレームのディテールしかり、手元で参考にしたのが中国製クローンだったとしか思えません。・・・ロシアンAKの詳細画像なんざネットにいくらでも落ちているというのにね。
まぁ全体の雰囲気は素晴らしいんですよ雰囲気は。パッと見の“らしさ”はAKトイガンとしては最上位かもしれません。我々マニアのイメージするAKに忠実というか、よく言えば荒々しいワイルド(笑)なたたずまい。悪くいえば雑というか粗悪(おいw)っつーか。
前述の通り俺も発売初期に購入してはみたものの細かく見れば見るほど不満が募って売っちゃいました。
我ながらなんでこんな重箱の隅をつつくようなことをしてるのかと思いますが、期待が大きかった分がっかり感も少なくなかった。後発ならでは、って部分を期待してたんですがねぇ。トイガンという制約があるのは充分承知の上で、決定版といえる内容でリリースしてほしかったです。
他にも選択肢があるなか、あえてE&Lを選ぶ理由を見出せないというのが率直な感想です。
・・・とその前に補注。
・E&LのAKMは買いました。で、すぐ売りましたw
・俺は大口径AK(つまりAK47、AKM、およびそのクローン達)にしか興味がありませんので当然そのあたり重視です。
・手元に自己撮影画像がありませんので、その多くは海外blog、フォーラムからの転載です。
転載元url:
http://blog.gunfire.pl/en/2013/08/23/the-replica-as-good-as-an-original/
http://www.theakforum.net/forums/29-russian/14801-soviet-akm-images-1960-1977-a.html
http://www.red-alliance.net/forum/index.php?topic=25435.0
・重ねて言いますがあくまで私見。
では、本題。

基本的にはよく出来ているフロント周り。が、ガスブロック前後のバレルの段差、ハンドガードリテーナー直前のバレル形状が違う。現在のところこの2点を再現しているのは俺の知る限りVFCのみ(段差表現がオーバーぎみですが)。


リアサイトブロック。
ミーリング痕もナマナマしいリアサイトやガスチューブレバーは素晴らしい出来。特にガスチューブレバーでここまでやったのはRSとE&Lだけです。
その反面、残念なのはリアサイトブロックそのものです。エッジダルダルなのに加えディテールが中国仕様。具体的には天面のリアサイト直前、溝の有無とデッキカバーがはまり込む部分の形状。まんま56式ですやんこれ・・・。あとはブロックの幅自体が広いのですが、実銃やLCTと比べても2ミリほどなので問題ないと感じる人もいるでしょう。
上からの画像だとボルトハンドルの厚みも気になりますな。
トラニオンブロックのバレル固定ピンはモールドです。後発なんだからLCT方式ではなく、よりリアルなVFC方式にしてほしかったところ。


極めてテキトー(に見える)なスポット溶接痕と謎の穴問題。

実銃AKM。製造年代によって溶接位置に多少の違いはありますが基本的な数は一緒。E&Lと比べてどうですかね?・・・しいて言うなら56式のスポット溶接位置&数のほうに似てる。セレクターノッチの形状も中国式に見える。さらにトリガーガードのカーブが曲線的なところも中国的。

もちろん実銃にこんな穴はない。意味不明すぎて考察不可能。安全対策??
あと画像はありませんがバットプレートのディテールは本当によく出来てると思いました。再現度において他社の比ではなかったです。
最後に仕上げの問題。ロシアンAKはAKM以降、塗装かパウダーコート仕上げであると海外のフォーラムで読んだことがあります。それが事実だとするなら染め(ブルーフィニッシュ)であるE&Lはリアルではないということになります。ただ手元で確認したかぎりにおいては思っていたほど違和感はありませんでしたけどね。塗装が良ければユーザーが塗っちゃえばいいという考え方もありますし。
・・・とパーツごとに検証してみたわけですが、細かく見るほどにロシアのAKというよりも中国のAKという感じがする不思議。リアサイトブロック形状しかりフレームのディテールしかり、手元で参考にしたのが中国製クローンだったとしか思えません。・・・ロシアンAKの詳細画像なんざネットにいくらでも落ちているというのにね。
まぁ全体の雰囲気は素晴らしいんですよ雰囲気は。パッと見の“らしさ”はAKトイガンとしては最上位かもしれません。我々マニアのイメージするAKに忠実というか、よく言えば荒々しいワイルド(笑)なたたずまい。悪くいえば雑というか粗悪(おいw)っつーか。
前述の通り俺も発売初期に購入してはみたものの細かく見れば見るほど不満が募って売っちゃいました。
我ながらなんでこんな重箱の隅をつつくようなことをしてるのかと思いますが、期待が大きかった分がっかり感も少なくなかった。後発ならでは、って部分を期待してたんですがねぇ。トイガンという制約があるのは充分承知の上で、決定版といえる内容でリリースしてほしかったです。
他にも選択肢があるなか、あえてE&Lを選ぶ理由を見出せないというのが率直な感想です。
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